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転倒防止 高齢者がとるべき予防策をケアマネが提案します!

 

両親が高齢です。転倒して骨折でもしたら…介護になると本人も家族も大変なので、自宅で転倒を予防するいい方法はないかな?

 

そのような疑問にお答えします

 

この記事では

高齢者が転倒する理由

高齢者が転倒する場所

高齢者が介護状態となった主な原因

高齢者の転倒防止策

この記事の信頼性

自己紹介 デイサービス相談員

この記事を書いている私は、無資格・無経験でデイサービスに勤めました

デイサービスから特養の介護職・在宅のケアマネへと転職も経験しています

 

今回は、高齢者の転倒防止をテーマにしてみました

 

私は、介護認定審査会の委員をしているのでわかるのですが、転倒し骨折で入院された方の介護申請が非常に多いです。

 

転倒しなければ介護保険の申請をしていないし、介護保険を利用することもないということです。

 

誰も好き好んで転倒はしていません。

 

転倒を絶対しないような環境を作ることはできませんが、転倒する確率を下げる環境は作れますので、最後まで読んで見てください。

 

 

高齢者が転倒する3つの理由

高齢者が転倒する理由

 

高齢者が転倒する3つの理由

老化による下肢筋力の低下

平衡感覚の機能低下

視力低下による段差確認の低下

 

それぞれ説明しますね

 

老化による下肢筋力の低下

 

一つ目の理由は、老化による下肢筋力の低下です

 

高齢者は、筋力不足により歩行時のつま先を上げる動作が困難になります。そして、脚が上がらないので、すり足歩行になりつまずきやすくなるのです。

 

実際にあった転倒の例としては

・自宅内の敷居につまずいて転倒した

・ベランダに出ようとして、段差に足が引っ掛かり転倒した

・玄関の段差につまずいて転んだ

 

自分では、足を上げて段差を超えているつもりだが、実際は足が上がっておらず段差につまずいて転倒するケースが多いです。

 

転倒の原因の一つは、下肢筋力の低下です。

 

平衡感覚の機能低下

 

二つ目の理由は、平衡感覚の機能低下です

 

年をとると平衡感覚をつかさどる器官が衰えてきます。そのため、歩行動作中にバランスが悪くなり、転倒することがあります。

 

例えば

・靴を履いたり、脱ごうとしてバランスを崩して転倒

・歩行中に犬がじゃれてきて、バランスを崩して転倒

・自転車で移動中に突風にあおられ、バランスを崩して転倒

 

高齢者は、バランスを崩しても立て直すことができずに転倒してしまいます。

 

転倒の原因は、平衡感覚の機能低下も要因です。

 

視力低下による段差認識の低下

 

三つ目の理由は、視力低下による段差認識の低下です

 

視力低下することで、段差や物などに気づかなくなり、少しの段差でもつまずいて転倒しやすくなります。

 

例えば

コードに気づかずに足を引っかけて転倒

敷居が見えずに、ひっかかり転倒

玄関の靴が見えずに、踏んでしまい転倒

 

視力の低下で段差や物が見えなくて、転倒することがあります。

 

高齢者が転倒する理由は、この3つが多いと言われています。

 

高齢者が転倒する場所

 

高齢者が転倒する場所

 

高齢者の転倒が多い場所は?

 

高齢者の転倒が多い場所は、どこでしょうか?

 

これは、独立行政法人国民センターの平成22年12月から平成24年12月末の情報を見ていきましょう。

 

65歳以上の事故発生場所

場所 割合 件数
住宅 77.1% 516
民間施設 8.2% 55
一般道路 6.9% 46
山・川・海等自然環境 3.3% 22
公共施設 1.5% 10
公園・遊園地 0.3% 2
その他 2.4% 16
不明 0.3% 2

 

65歳以上の事故発生場所の大半は住宅で起きています

住宅で起きている事故516件のうち、転落157件、転倒114件でした。

 

 

それでは、住宅内のどこで事故が多いのかを見ましょう

 

65歳以上 住宅内事故の発生場所

場所
居室 45%
台所・食堂 17%
洗面所 2.9%
風呂場 2.5%
玄関 5.2%
階段 18.7%
トイレ 1.5%
廊下 2.2%

 

住宅内で事故が多いのは、過ごす時間が長い居室内ですね。

 

居室内での事故の事例です

・ベッドから降りた時に転落

・足がもつれて家具にぶつかる

・寝起きにトイレへ行こうとして転倒

 

居室の生活動線にある段差や滑りそうなところに手すりを設置するだけで、事故が起きる確率をかなり下げることができます。

 

介護保険の住宅改修について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください

介護保険 住宅改修【ケアマネが解説】知らないと損する注意点を紹介!

 

 

高齢者が介護状態となった主な原因

 

高齢者が介護状態となった主な原因

 

65歳以上の高齢者が介護状態になった原因

 

65歳以上の高齢者が介護状態になった原因を説明します

 

介護状態の主な原因

令和元年 高齢社会白書 内閣府

 

高齢者女性に関しては、骨折、転倒が原因で介護状態になる方が多いですね。

 

健康寿命を延ばすには、転倒予防をすることも重要です。

 

 

高齢者の転倒防止策

高齢者の転倒防止策

 

介護保険サービスを使われている方の転倒予防策を2つ紹介します!

下肢筋力の低下を予防する

環境整備

 

それぞれ説明します

 

高齢者の転倒防止策①下肢筋力の低下を予防する

 

転倒予防の対策の1つ目は、下肢筋力の低下を予防する

 

高齢になると筋力が衰えてきます。下肢筋力を鍛えることが、転倒の予防になります。

 

下肢筋力の低下予防には

・手軽にできるのが歩くことですね!無理のない程度に散歩をする

・椅子に座りながら膝から下を上にあげる

・何かにつかまり、足のかかとを上げたり下げたりする

 

介護保険を利用されているかたは、デイサービスやデイケアを利用するほうがいいですよ。

デイサービスでは、定期的に体力測定をしてくれ数値で評価してくれます。

デイケアとデイサービスの違い【現役ケアマネが解説】どっちがいいの?

 

 

高齢者の転倒防止策②環境整備をする

 

転倒を予防するために、住宅内の環境を整備する

 

高齢者の事故は、住宅内の居室で起こっています。

 

環境整備の例は

・住宅改修で手すりを設置する

・介護保険のレンタルで手すりを利用する

 

介護保険で利用できるレンタルの手すり3種類を紹介します。

 

あがりかまち用たちあっぷ

介護保険 手すり 玄関用

 

あがりかまち用たっちあっぷの特徴

・据え置きタイプなので、設置、撤去が簡単にできます。

・高さの調整もできる

 

玄関の段差につまづいて転倒したり、靴を履いたり脱いだりする時にバランスを崩して転倒したりするのを手すりを持つことで転倒の予防をします。

 

スタンディ(玄関用)

介護保険 手すり 玄関で座れるタイプ

 

スタンディの特徴

・折りたためて、必要な時には椅子になります

・床面は、鉄板で20キロの重量があるため手すりとしてもイスとしても安全に使用できます。

 

靴を履くときに椅子に座った方が安全です。

あがりかまちが無い、マンションタイプの玄関に最適です。

 

ベストポジションバー

 

介護保険 手すり ポジショニングバー

 

ベストポジションバーの特徴

・天井と床を利用して、突っ張り棒の要領で取り付けます

・レンタルなので取り外しも可能です

・広範囲に手すりを組み合わせることができます

 

居室からトイレ、玄関までの生活動線をポジションバーでカバーしている利用者もおられます。

 

介護保険で利用できる手すりについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

介護保険で手すりをレンタルする方法・費用は?【ケアマネが解説】

 

介護保険の対象外ですが、転倒を予防するアイテムを1つ紹介します。

 

センサーライト

 


期待できる効果

・夜間にトイレに行こうとして、足元が見えにくい危険な状態を回避します

・寝起きに電気をつけようとして転倒する危険性を避けます

 

介護保険での対象ではないですが、簡単に取り付けられ転倒を予防できます。

 

下肢筋力の低下を予防する

環境整備をする

 

この2つを実施するだけで、かなり転倒する確率を下げることができます。

 

実例では、介護保険を利用する前に転倒を繰り返していた方

・週2回デイサービスへ行きリハビリをする

・ベッドやトイレ、玄関に手すりを取り付ける

 

デイサービスの利用、レンタルの利用をすると転倒しなくなりました。

 

誰もが転倒しようとは、思っていません。

高齢者は、筋力やバランス力、視覚など自覚がないままに低下しています。

 

自分のことは、自分では分かりにくいものです。

 

介護者や家族が転倒予防の提案をしてみるのも良いかもしれませんね。

 

こちらでは、高齢者の事故防止グッズを紹介しています。詳しく知りたい方は、ご覧ください

高齢者の事故防止グッズ9選!よく利用されているもの【在宅ケアマネが解説】




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