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好かれる老人と嫌われる老人【介護を受けるなら愛されたい】ケアマネが解説

介護の仕事をしているけど「好かれる老人」と「好かれない老人」がいるんですよね。その違いって何だろう?どうせなら好かれる老人になりたいな

 

そのような疑問にお答えします

本記事の内容

好かれる老人の7つの特徴

好かれない老人の4つの特徴

好かれる老人と好かれない老人での学び3つ

この記事の信頼性

自己紹介 デイサービス相談員

この記事を書いている私は、無資格・無経験でデイサービスに勤めました

デイサービスから特養の介護職・在宅のケアマネへと転職も経験しています

 

今回は、好かれる老人と嫌われる老人をテーマにしてみました

 

介護の仕事をしていると、多くの職員からとても好かれている利用者さんがいますよね。その反対に、多くの職員からとても嫌われる利用者さんもいます。

 

この違いってなんだろう?って考えてみました。

 

好かれる老人と好かれない老人の違いを私なりの解釈で書いていきたいと思います。

 

好かれる老人の特徴を知れば、自分が老後に好かれる老人になるヒントをもらえるかもしれません。

 

最後まで、あたたかい目で読んでみてください。

 

好かれる老人の7つの特徴

好かれる老人の7つの特徴

 

介護の仕事をしていて気づいた、好かれる老人の7つの特徴を紹介します。

 

好かれる老人の7つの特徴

笑顔

小さなことは気にしない

怒らない

頼りない

感謝を示し相手を気遣う

ロジカルよりエモーショナル

矢印が相手に向いている

 

それぞれ説明します

 

好かれる老人の特徴①笑顔

 

好かれる老人は、笑顔が素敵です

 

皆さんもご存知だとは思いますが、笑顔の効果は絶大です。

 

例えば

・免疫力が上がる

・ストレス解消になる

・ハロー効果(相手の警戒心を解いて良い印象を与える)

・ミラーリングによる「つられ笑顔」で明るい気持ちになる

 

人が笑顔でいるとこちらまで笑顔になりますよね。子どもが笑っていると、こちらも笑顔になります。

 

好かれる老人は、屈託のない自然な笑顔を出しています。

 

好かれる老人の特徴②小さなことは気にしない

 

好かれる老人は、小さなことは気にしません

 

細かいことや少しのことで、人を問い詰めたり、責任や役割を「べき論」で威圧したりしません。

 

例えば、訪問介護のシーンでは

・1分遅くなった

・掃除のあと部屋の隅に髪の毛が落ちている

・少し味が薄い

 

施設介護のシーンでは

・ナースコール押したのにすぐに来ない

・食堂に先に来たのに、配膳の順番があとになった

・おやつの量が他の人より少ない

 

ある利用者にとっては「小さいこと」ではないかもしれませんが、

 

好かれる老人は、生活をするうえで大きな支障が出なければ気にされません。

 

 

好かれる老人の特徴③怒らない

 

好かれる老人は、理不尽に怒らないです

 

好かれる老人も怒ることはありますが、理不尽に怒ったりしません

 

好かれる老人がしない起こり方

・執拗以上に威圧しない

・怒鳴り散らさない

・手を出そうとしない

 

認知症や脳血管障害で怒りっぽいと言われていますが、同じ病気でも怒りっぽくない人の方が圧倒的に多いですからね

 

その人の性格として捉える方が優しいかもです

 

好かれる老人は、理不尽に怒りません

 

好かれる老人の特徴④頼りない

 

好かれる老人は、少し頼りないとことがあります

 

頼りなくて、手助けしてあげたいという気持ちが湧いてくるのです。

 

なぜ、手助けしてあげたくなるのか?

理由は

・日頃から良好な関係を築いている

・打算的でない

・素直である

・自分なりに頑張っている

・人を見下していない

 

好かれる老人は、少し頼りなくて、手助けしてあげたくなるのです。

 

好かれる老人の特徴⑤感謝を示し相手を気遣う

 

好かれる老人は、感謝を示し相手を気遣います

 

介護職のモチベーションの一つに他者への貢献が目の前で感じられることがあります。

 

本当に感謝されている様を見て、この仕事をしてよかったと思えるのです。

 

好かれる老人は、自分のこともままならないのに相手を気遣います

・暗いから、雨やから、階段あるから、気を付けて帰ってね

・体に気をつけて無理しなや

・寒いから風邪ひきなや

 

好かれる老人は、感謝を示し相手を気遣います

 

好かれる老人の特徴⑥ロジカルよりエモーショナル

 

好かれる老人は、ロジカルよりエモーショナルです。いわゆる「エモい」です。

 

エモーショナルとは

感情の中でも燃え上がるような感情ではなく、情緒を持った素晴らしさ

 

論理的な会話のやり取りより、感情での会話のやり取りが多いですね。会話も「呼びかけ・感動・応答を表す」感嘆詞(おお、ほー、わー、など)が多い印象です。

 

思考のパターンもロジカルよりエモーショナルな傾向にあり、言葉と感情の誤差がほとんどないですね。

 

好かれる老人の特徴⑦矢印が相手に向いている

 

好かれる老人は、矢印が相手に向いている

 

ここで言う相手に向いている矢印とは、相手のことを考えている、興味を示すということです。

 

もちろん、自分に矢印を向いているシーンもありますが、相手がいれば相手に矢印を向けようとしたり、向いている頻度が多いです。

 

相手をただのお手伝いなどという捉え方ではなく、一人の人間、自分をサポートしてくれる大切な人として捉えています。

 

好かれる老人は、相手に矢印が向いています。

 

嫌われる老人の4つの特徴

嫌われる老人の5つの特徴

 

嫌われる老人の特徴を4つ紹介していきます。

 

嫌われる老人の4つの特徴

プライドが高く、人を見下す

利用者意識が高い

新人をいびる

暴言・暴力がある

 

それぞれ説明します

 

嫌われる老人の特徴①プライドが高く人を見下す

 

嫌われる老人は、プライドが高く人を見下します

 

高齢者は、日本の高度成長を支えて、ここまで発展させた功績は計り知れません。

 

しかし、他人のサポートがなければ生活ができない状態にもかかわらず、家族や介護職を見下した態度や言動を表す人は嫌われます。

 

自分の弱さや無力感を他人にへぶつける行為は、嫌われる要因ですね

 

嫌われる老人の特徴②利用者意識が高い

 

嫌われる老人は、利用者意識が高いです

 

利用者意識が高いので、主語はすべて私はから始まります。

 

利用者意識が高い人の思考パターン

・お金を払っているのに

・患者なのに

・税金を払っているのに

・客なのに

・高齢者なのに

 

恐らく自己肯定感が低い状態の時や何らかのコンプレックスを抱えた人が、利用者意識を持ちマウントを取ることで自己満足したいのではないかと考えます。

 

また、手助けしている人を少しでも使わないと損と考えます。

 

例えば

・あいさつに来た人に対して、いくつも用事を頼む

・ヘルパーにあと〇分あるからと用事を頼む

・見かければ、呼び止め用事をいくつも頼む

 

利用者意識が高いと嫌われます。

 

嫌われる老人の特徴③新人をいびる

 

嫌われる老人は、新人をいびります

 

特養でもヘルパーの利用者でも、新人いびりをする高齢者が稀にいます

 

新人いびりをする高齢者の手口

・他の職員に見えないところで、いびる

・他の職員は、〇〇してくれるのに…と他者と比較してものをいう

・職員のヒエラルキーを自分なりに把握しているので、人を見て態度を変える

 

新人をいびると嫌われます

 

嫌われる老人の特徴④暴言・暴力がある

 

嫌われる老人は、暴言を吐いたり、暴力をふるいます

 

介護職をしていると、暴言を吐いたり、暴力をふるう人がいるんですが基本は嫌われます。

 

興味深いのは、暴言や暴力をふるう高齢者でも嫌われる人と好かれる人がいるのです。

 

暴言・暴力をふるうが好かれる老人の例

・暴言がかわいらしい口調である

・暴力に悪気がない(反射的な暴力)

・力がないので、それほど痛くない

・好かれる老人の特徴を持っている(笑顔・感謝・エモいなど)

 

暴言・暴力をふるう老人は、基本嫌われます。

 

好かれる老人と嫌われる老人での学び

好かれる老人と嫌われる老人で学ぶこと

 

好かれる老人と嫌われる老人を見て私なりに解釈したこと

 

 

好かれる老人と嫌われる老人で学んだこと①人間の生存本能

 

人間の生存本能が好かれる老人になる

 

好かれる老人は、他者の手助け無くては、生きていけないというスイッチが入ると「無意識レベル」で他者の手助けを得られるように振る舞ってしまうのではないかと考えました。

 

なぜ、そう考えたかというと

赤ちゃんや子どもを見ると手助けしたくなるからです

 

ひょっとして人間そのものに

弱い状態(力、地位、生命力)の人間は、助けてもらい生き延びるための言動を本能レベルで出している

弱い状態の人間を見ると、本能レベルで助けたいと意識が働く

 

この2つの働きで、絶滅を防ぐように人間にビルトインされているのではないかと思いました。

 

嫌われる老人は、まだ他者の手助けがないと自分は生存できないと自覚していない状態なので、そのスイッチが入っていない?と考えました。

 

私のある利用者は、ヘルパーさんに対して感謝もなく、利用者意識が高くて、数分遅れるだけで怒鳴っていて、彼は嫌われる老人の一人でした。

糖尿病が悪化し、足の切断を余儀なくされ数か月のリハビリを経て退院しました。

退院後、徐々にヘルパーさんに対して感謝を示したり、笑顔が増えました。彼は、好かれる老人へ変わっていきました。

 

彼は、自分一人では生活ができないことを自覚し、ヘルパーさんの献身的な支援が心に通じたのかもしれません。

 

今では、好かれる老人の一人です。

 

好かれる老人と嫌われる老人で学んだこと②心理的安全性

 

「心理的安全性がある」関係である

 

心理的安全性とは、組織やチーム全体の成果に向けて必要な要素

・率直な意見

・素朴な質問

・違和感の指摘

を肯定的に受け止めるチームである。

 

Googleのパフォーマンスが高いチームを研究すると「心理的安全性」が高いということで一躍有名になった言葉です。

 

好かれる老人と他者の関係が「率直な意見」「素朴な疑問」「違和感の指摘」ができるなあって思いました。

 

そこには「無知」「無能」「邪魔」「否定的」な感情はありません。フラットな関係が成り立つ状態です。

 

好かれる老人と嫌われる老人で学んだこと③生きがいについて

 

お互いが「生きがい」を感じあっている

 

好かれる老人は、

世話をしてくれている人を子どもや孫のように見ている。

自分は、手助けしてもらっているがそのことよりも世話をしてくれている人の将来を想像し「生きがい」を感じている

 

老人の世話をしている人は

自分が人に貢献できていることを体感できて、存在意義を確かめ「生きがい」を感じている

 

お互いの関係が「生きがい」に繋がっていると感じました。

 

好かれる老人になれるように精進します。

 

今回は、以上になります。

 

最近読んでよかった本です。

 


 



 






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