

この記事では
施設入居のタイミングは?
施設の種類
を書いていきます。
この記事を読めば「施設に入居するタイミング」が分かります
目次(クリックするとその項目に飛びます)
施設入居のタイミングは?

①病院からの退院・介護老人保健施設からの退居
病院からの退院
病気やケガで入院して、本人の体が以前と比べて衰えてしまった。
衰えた内容
トイレになかなか行けない
ご飯も食べれない
お風呂も自分では入れない
家事、通院、買い物、受診、服薬、金銭管理、整容など、誰かの手を借りないと生活ができない状態になってしまった。
家族での介護が介護保険サービスを使っても難しい場合

介護老人保健施設からの退居
介護老人保健施設は、主に医療ケアやリハビリを必要とする、要介護状態の高齢者を受け入れる施設で、自宅へ戻るためのリハビリが中心です。
しかし、介護老健保健施設の入居期間が定められており、退居を促されます。
自宅での介護が難しい場合、他の施設に入居するケースがあります。
②現在、在宅生活をして介護サービスを受けているが介護負担が大きくなった時
今までは、なんとか介護サービス(デイサービスやヘルパーさんやショートステイなど)を受けながら介護をしていたが
介護者が疲労や精神的なストレスを抱え、体調を悪くして、限界と感じてしまい施設に入居するケースがあります。
介護負担が大きい
認知症の進行(徘徊、異食、転倒、暴言、介護拒否など)
介護者の限界(精神的・肉体的)

*65歳以上の方(第一号被保険者)で病気やケガで入院された場合、介護保険の認定を受けていない場合は介護保険の認定申請を行いましょう。
介護申請については下記のリンクを参照にしてください
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介護保険 申請の条件・流れ・タイミングを【ケアマネ】が解説します!
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介護保険の認定を受けている方は、再度認定の見直し区分変更を行う方がいい場合があります。
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介護保険 区分変更について【ケアマネが解説】メリット・デメリットは?
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施設の種類
在宅生活が困難になった方で、よく利用される施設を中心に記事を書いていきます。
よく利用される4つの施設
特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
有料老人ホーム
グループホーム
特別養護老人ホーム

入居者は、原則要介護3以上の方。(要介護1.2の方で特例入居要件の該当する方は入居対象になります)他の施設と比べて、料金が安いため入居までに時間がかかることが多いです。
ショートステイの部屋が空いていれば、長い期間ショートを利用することも可能です
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ショートステイとは【ケアマネが解説】費用・利用条件・手続きを
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ロングショートステイとは?費用と注意点を【ケアマネが解説】
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特養については、こちらでまとめています
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特養とは 費用・入居基準・費用の負担軽減制度を【ケアマネが解説】
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胃ろう、バルン留置、ストマなどの医療度が高い方も看取り(ターミナル)も行っているところが多いです。
介護老人保健施設
入居者は、原則要介護1以上の方。在宅復帰を前提にリハビリをする施設です。
しかし、入居期間が定められており退居を促されます。
介護老人保健施設については、こちらでまとめています
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介護老人保健施設とは 【現役ケアマネ】が解説します!
続きを見る
有料老人ホーム
入居者は、原則要支援1以上。日常生活の介助(入浴、食事、排せつなど)、機能訓練及び療養上のお世話をします。
胃ろう、バルン留置、ストマなどの医療度が高い方も看取り(ターミナル)も行っているところが多いです。

有料老人ホームについては、こちらでまとめています
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有料老人ホーム 介護保険 費用、入居条件【ケアマネが徹底解説】
続きを見る
グループホーム
入居者は、要支援1の方は利用できません。要支援2、介護1~5の方が対象です。認知症のために日常生活の介護を必要とする方。
ユニットと言われる少人数で、家事など分担しながら共同生活を行います。
看護師の配置が義務付けされていないので、医療行為が必要になると退居を促される場合があります。(中には、ターミナルもするところもあります)
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グループホームとは 【ケアマネ】がわかりやすく解説します
続きを見る
*例えば、有料老人ホームなどに入居しながら特別養護老人ホームの入居申請をすることもできますし、入居の順番がくれば特別養護老人ホームへ移ることもできます。
ただし、環境や対応職員も変わるので、認知症の進行や転倒のリスクが高まる可能性があります。
この記事のまとめ
施設入居のタイミング
・病院からの退院・施設からの退居で在宅介護が困難と判断すれば
・在宅生活をして介護サービスを受けているが、介護負担が大きくなった時
施設の種類
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・有料老人ホーム
・グループホームなど
在宅介護で限界に来る前に、ケアマネとよく相談してください。

ご家族から施設へ入ってもらうのを申し訳ないという思いをよく聞きます。

施設を選ぶポイントを是非、見てください。
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介護施設の選び方【元相談員が解説】3つのポイントと施設見学のコツ
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全国の老人ホームの相談・施設の選定・見学から入居までトータルでサポートしてくれます。
