
そのような疑問にお答えします
この記事では
ショートステイを拒否する理由
ショートステイを拒否から利用するには
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、無資格・無経験でデイサービスに勤めました
デイサービスから特養の介護職・在宅のケアマネへと転職も経験しています
今回は、ショートステイを拒否する利用者をテーマにしてみました
介護されている家族は、冠婚葬祭やご自身の入院などでショートステイを利用してもらいたいけれど、本人が拒否し利用に結びつかないケースがあります
ショートステイを利用するためには、利用者の拒否する理由を知ること、今後ショートステイを利用しやすくするための取り組みをすることが必要です
ショートステイを拒否していた利用者がショートステイを利用した事例を書いていきますので、最後まで読んでみて下さい。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
ショートステイを拒否する理由
シュートステイを簡単に説明します。
ショートステイとは
ショートステイとは
短期的に施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホームなど)に入所し介護・支援が受けられるサービスです。
ショートステイの連続利用日数は、最長30日までとなっており、31日目の利用料は全額自己負担となります
(限度額が超えれば30日以内でも自己負担になるので、ケアマネに相談しましょう)
送迎や食事介助、服薬介助、入浴介助、着脱介助、移動介助、排せつ介助、誘導などを行ってくれます。
夜間は、巡回も定時で行ってくれますよ。
ショートステイについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください
ショートステイとは【ケアマネが解説】費用・利用条件・手続きを
ショートステイを拒否する理由
ショートステイを拒否する3つの理由
知らないところへ泊る不安
プライドが許さない
そのまま施設に入れられる不安
それぞれ説明します
ショートステイを拒否する理由①知らないところへ泊る不安
ショートステイを拒否する理由は、知らないところへ泊る不安です
旅行などの宿泊とは違って、見知らぬ場所で見知らぬ人にお世話にならないといけない
不安の内容としては
・知らない場所へ泊る
・知らない職員にお世話になる
・知らない利用者たちと共に過ごす
知らない事=恐怖・不安として人は捉えることがあります
ショートステイを拒否する理由は、知らないところへ泊る不安が大きいのです
ショートステイを拒否する理由②プライドが許さない
シュートステイを拒否する理由は、プライドが許しません
誰かのサポートがないと生活できない状態であるのに、それが受け入れられない
受け入れられない理由は
・施設にお泊りで介護サービスを受けなくても自分でなんとかできると思っている
・家族からサポートしてもらって生活が成り立っている自覚が薄い
・施設にいる人たちは、重症な人たちばかりだと思っている
特に誰かのサポートが必要な状態の自分を客観視するには、少なからず心に痛みを伴う可能性があるので避けがちです
ショートステイを拒否する理由は、今の自分を認めたくない、プライドが許さないからです
シュートステイを拒否する理由③そのまま施設に入れられる不安
ショートステイを拒否する理由は、そのまま施設に入れられる不安があるからです
ショートステイなので必ず数日経てば、自宅へ帰らねばなりません
しかし、このような不安があります
・本当にショートステイが終われば帰れるのか?
・ショートステイが終わり、帰ったとしてもいづれ施設へ入れる気なのでは?
高齢者の多くの方は、できるだけ在宅で過ごしたいと考えていて施設に入るのは最終手段と考えています
ショートステイを拒否する理由は、そのまま施設に入れられる不安があるからです
ショートステイを拒否から利用するには、どうしていけばいいのか?事例で紹介していきます。
ショートステイを拒否から利用するには
シュートステイを嫌がる利用者がどのようにして、ショートステイを利用し、定期的にショートステイを利用していったのか?
実例を見ていくことで、ヒントが得られるかもしれませんよ。
ショートステイを拒否から利用した事例
ショートステイを拒否から利用した事例を紹介していきます
事例Aさん
・要介護3。嫁と二人ぐらし。嫁は、日中仕事がある。
・Aさんも、義理の両親を介護してきた経験から「介護は、嫁がするものだ」と思っている。
・嫁が仕事で帰りが遅いと愚痴を言われ、精神的に疲れている。
・仕事を終えてからの入浴介助が負担なのでデイサービスを利用してもらいたい
と相談がありました。
この状態なら、いづれショートステイの利用も頭に浮かびますよね。
この方のケースなら、デイサービスもショートステイも同法人がしているところを選びます
結局、ショートステイと併用しているデイサービスに行くことになりました
数か月経ち

少し日を開けてから、ケアマネが本人へショートステイの利用を促しました。

デイサービスと同じ場所であることが少しは、不安を軽減させたのかもしれません。
ショートステイの当日は、デイのスタッフさんも泊りの部屋に見に来てくれていました。
(デイのスタッフさんにお願いをしていました)
ショートステイ利用後、Aさんは「泊りもよかった」と言われたようです。
そのあと、毎月ショートステイを利用されています

あわせて読みたい