

この記事では
ショートステイとは
ロングショートステイとは
ショートステイの利用が自費になるケース
ショートステイの費用
ロングショートステイ利用の注意点
を書いていきます。
この記事を読めば「ロングショートステイ」について分かります
目次(クリックするとその項目に飛びます)
ショートステイとは

ショートステイとは
ショートステイとは、介護認定を受けている高齢者が数日間泊りで施設のサービスを受けることです。
施設では、入浴、食事、排せつ、移動、レクリエーション、送迎などのサービスを受けることができます。
ショートステイ サービス内容(1日の流れに沿って)を紹介します!
ショートステイの種類

ショートステイの種類
短期入所生活介護
短期入所療養介護
特定施設入所者介護
の3つです。
簡単に特徴を説明しますね
短期入所生活介護
主に特別養護老人ホーム(特養)が短期入所生活介護(ショートステイ)をおこなっています
特養は、比較的料金もリーズナブルなのでとても人気が高い施設ですね。
バルンカテーテル、パウチ、酸素の方など比較的受け入れてくれます

*ショートステイの予約は、2か月前からしている施設もあります
*利用前に診断書が必要です
短期入所療養介護
介護老人保健施設(老健)が行っている短期入所療養介護(ショートステイ)をおこなっています。
老健は、夜間にも看護師さんがいるので、医療の処置があっても受け入れてくれます
*医療の処置が必要な方は、事前にショート担当の相談員さんと相談しましょう!
*利用前に診断書が必要です
特定施設入所者介護
有料老人ホームのショートステイですね。
施設によっては、ショートステイを行っていない場合があるので確認が必要です
*医療の処置が必要な方は、事前にショート担当の相談員さんと相談しましょう!
*利用前に診断書が必要です
ロングショートステイとは
ロングショートステイとは
本当は、数日間泊りのサービスを施設で受ける「ショートステイ」を長期で利用することを言います。
ショートステイを長期的に利用するには、「ショートステイの本来の目的」とは違います。
しかし、実際に「ロングショートステイ」を利用されている方もおられます。

例えば
・介護者が病気で入院してしまった…
・介護者の負担が限界で施設に入所して欲しいが、部屋に空きがない…
このように、大変困った状態の場合は、利用を認められるケースもあります。
*地域によっては、利用が難しいケースもあります。事前にロングショートステイが可能かケアマネに相談しましょう!
ショートステイの利用が自費になるケース


自費になるケース
利用限度額の単位を超えて利用した場合
連続して30日以上利用した場合
介護認定の有効期間の半数を超えた場合
順に説明していきますね。
利用限度額の単位を超えて利用した場合
介護保険では、介護度別で利用限度額の単位が決められています。

介護度別ショートステイの利用日数
要介護度 | 利用できる日数 |
要支援1 | 8日 |
要支援2 | 15日 |
要介護1 | 17日 |
要介護2 | 20日 |
要介護3 | 28日 |
要介護4 | 30日 |
要介護5 | 30日 |
注意ポイント
・上記の表はあくまでも目安の日数です
・大阪市の短期入所生活介護で計算しています
・ショートステイのみを利用して計算しています



区分変更については、こちらでまとめています
介護保険 区分変更について【ケアマネが解説】メリット・デメリットは?
ショートステイを連続して30日を超えた場合
ショートステイでは、30日を連続して利用した場合、「31日目に一旦家に帰る」か、「31日目を全額自己負担で利用するか」になります。
自治体によって変わってくるので、事前にケアマネに確認しましょう!

介護認定の有効期間の半数を超えてはならない


例えば、認定の有効期間が180日なら、半数の90日までならショートステイの利用可能です。
*ただし、「やむを得ない理由」があり自治体が認めれば、利用できるケースもあるようです。ケアマネと相談しましょう!
ショートステイの費用
3種類のショートステイの費用を紹介していきますね。

ショートステイの種類
短期入所生活介護
短期入所療養介護
特定施設入居者介護
短期入所生活介護(大阪市の場合)
・特養のショートステイです
短期入所療養介護(大阪市の場合)
・老健のショートの場合
特定施設入居者介護(大阪市の場合)
・有料老人ホームのです。
*ショートステイそのものをしていないところもあり、要支援者は対応していないところもあるので確認が必要です。
今回は、要介護者のみ対応している有料老人ホームを例として載せています。
対象 | 介護保険自己負担額(1割負担) | 部屋代・管理費 | 食費 | 合計 |
要介護1 | 約665円 | 1870円 | 1716円 | 約4296円 |
要介護2 | 約743円 | 1870円 | 1716円 | 約4324円 |
要介護3 | 約825円 | 1870円 | 1716円 | 約4456円 |
要介護4 | 約900円 | 1870円 | 1716円 | 約4531円 |
要介護5 | 約981円 | 1870円 | 1716円 | 約4612円 |
*有料老人ホームでは、おむつ代は含まれませんので持参が必要です。
*特定入所介護サービス費(負担限度額認定)は利用できません。

ショートステイの詳しい費用については、こちでまとめています。
ロングショートステイ利用の注意点
理由書の提出
ショートステイを長期利用するには、「やむを得ない」理由を「理由書」として自治体に提出し認められれば利用できます。

ロングショートステイ中の定期受診
ロングショートステイ中に定期受診する場合は、基本的には「家族」の対応が求められることが多いです

ショートステイ先で対応できないなら「自費のヘルパー」さんになります。(ショートステイ中の受診は、介護保険のヘルパー利用はできません。)

ショートステイ先に受診時のことは、確認しておきましょう!
自宅でのレンタルについて
ロングショートステイを利用中に、自宅で使用するレンタル品は利用する機会がないので一般的に認められません。
ただし、ショートステイの連続利用30日前に自宅へ帰り、再びショートステイを利用する方もおられます。
そのような場合は、スロープやベッドなどのレンタルを認められ利用できます。
この記事のまとめ
ショートステイとは
ロングショートステイとは
ショートステイの利用が自費になるケース
・利用限度額の単位を超えて利用した場合
・連続して30日以上利用した場合
・介護認定の有効期間の半数を超えた場合
ショートステイの費用
ロングショートステイ利用の注意点
・「やむを得ない」理由を提出し認められる必要がある。
・施設入所者ではないので「通院」「外出」は、基本は家族が対応
・自宅でのレンタルについては、利用の確認が必要

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