


この記事では
宅配弁当サービスを利用している高齢者はどんな人
生活支援型食事サービス事業とは
宅配弁当(高齢者)のメリット・デメリット
を書いています。
この記事を読めば「高齢者 宅配弁当」のお得な制度がわかります
目次(クリックするとその項目に飛びます)
宅配弁当サービスを利用している高齢者はどんな人

高齢者が宅配弁当を利用する理由
理由は3つ
高齢になり、買い物に行っても、決まった食材しか食べない
料理をするのが億劫になり、揚げ物の多い弁当ばかり食べたり、栄養バランスの良い食事ができていない
安否確認をしてもらえる
介護の相談を受けた時に自宅へ訪問して、家族さんと生活で困っていることを話していると
「食事」の話題になることがあります。
同じものを買ってきたり、栄養バランスが心配という声を聞きます。
また、近くに住んでいないし安否確認も兼ねたいとのことで、利用する方も多いですね。

生活支援型食事サービス事業とは


生活支援型食事サービス内容

安否確認
訪問(通所)介護、家族の支援などがなく、見守りを必要とする時間帯に、昼食または、夕食の配達を通じて安否確認を行います。
配達時に利用者の所在が不明な場合は再配達を行いますが、再配達時にも安否確認ができない場合、親族など緊急連絡先に連絡します。
異常を確認した場合は、関係機関に連絡します。

配食
食事の形態は、利用者の選択に応じて配食します。
事例
・粥にしてほしい。
・おかずは、1口の大きさに切っていてほしい
・青魚は、アレルギーがあるので弁当に入れないでほしいなど

対象者
次の要件すべて満たしている高齢者
要支援1・2または要介護1~5の者
単身世帯、要支援1・2または要介護1~5の者と障がい者のみの世帯
介護申請については、こちらでまとめています
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介護保険 申請の条件・流れ・タイミングを【ケアマネ】が解説します!
続きを見る
利用料
ポイント
食料材料費および調理に要する費用は利用者負担となります。
(配食事業者により異なります)
世帯全員の年間総所得の合計が150万円以下または、市府民税非課税世帯であって、利用者負担額の支払いが困難な場合は、利用者負担額1食あたりのうち、400円を超える部分について150円を上限に利用者負担額の軽減を受けることができます。

利用条件
利用条件
・買い物や調理ができず食事の確保が困難(または栄養改善が必要)であること
・配食による安否確認が必要な状態であること
サービスの利用調整
生活支援型食事サービスのご利用にあたっては、ケアマネ、包括支援センター及び配食事業所が、利用予定者の介護サービス等の利用状況や家族の支援状況等を把握したうえで、必要な生活支援型食事サービスのケアプラン等の所定の様式に反映していることが必要である。
生活支援型適用のための会議
生活支援型を受けるには
要介護認定を受けている
一人暮らしか、高齢者世帯である
(世帯全員の年間総所得の合計が150万円以下または、市府民税非課税世帯である方は、400円を超える分は150円負担してくれる)
ケアマネが作るケアプランに反映されている
生活支援型適用の会議で認められる必要がある(大阪市では月に1回あります)



宅配弁当(高齢者)のメリット
宅配弁当のメリット
食事を準備する必要が無い
栄養バランスが優れている
高齢者を見守る
①食事を準備する必要がない
食事の準備やメニューを考える必要がなく、食事の購入、調理、片付けもいりません。
この、食事の一連の作業は、高齢者の方には大変な労力になります。
また、一番怖い「火」を使う工程を避けることができます。(ガス調理器を使用している方)
塩分や糖質、カロリー、栄養バランスも考慮したメニューが毎日配達されます。
温めたい方は、電子レンジを使用されます。

②栄養バランスが優れている
宅配弁当サービスは、管理栄養士や専任の調理師が監修しているものが多く栄養バランスに優れています。
塩分や糖質、カロリーを制限したお弁当があります。
高齢者の嚥下状態(飲み込む力)に配慮した、食事形態でお弁当を提供してくれます。(粥やミキサー食など)

③高齢者を見守る
宅配弁当サービスは、基本的に手渡しのサービスです。
安否確認を兼ねています。
自宅にいない場合は、配達員から緊急連絡先に電話がかかるようになっています。
私の利用者さんの場合は、ケアマネにかかってくるようになっています。

デイサービスやヘルパーさんを利用していない日に、宅配弁当サービスを利用する方が多いですね。
やはり、毎日誰かが家に行くようにすることで、本人もご家族も安心されるようです。
宅配弁当のデメリット
宅配弁当デメリット
宅配弁当の会社によっては、手間がかかる
会社によっては割高になる
注文してから時間がかかる
①宅配弁当の会社によって意外と手間がかかる
宅配弁当の会社によっては、冷凍品をまとめて送るところもあります。
まとめて送られた冷凍品の中から
・自分で食べる分を選んで、解凍して容器に移して食べる。
・容器を洗う
という手間が発生することもあります。
担当ケアマネがいるなら、宅配弁当の会社を数社は知っているので相談することをお勧めします。
②会社によっては割高に!
宅配弁当の会社によっては、年会費や送料がかかってしまい
割高になるケースもあるので確認が必要です。
③注文してから届くまでに時間がかかる場合がある
当日注文してすぐに、配達してくれるところもあれば
前日の午前中に注文しないと配達できないところもあります
この記事のまとめ
宅配弁当サービスを利用している高齢者はどんな人
・食事の偏りがある
・安否確認は必要な方
生活支援型食事サービス事業とは
・見守りを目的とした配食サービス
・自治体が配食サービス費用の一部を負担
宅配弁当(高齢者)のメリット・デメリット
を書いていきました。
高齢者向けの宅配弁当は、栄養バランスもあり、その方の食事形態を選ぶことができます。
配食を利用することで、安否確認をしてもらえるのも安心できます。

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