
1か月でどれくらいの料金がかかるのか?知りたいわ!


また、事例を通して毎月にかかる費用も説明していきます
この記事では
「要支援2」で受けられるサービスとは
「要支援2」でサービスを受ける手順
「要支援2」の方の事例を見て、サービスの回数・月にかかる金額は?
を書いています。
この記事を読めば「要支援2で受けられるサービス」や利用回数・費用などが分かります
目次(クリックするとその項目に飛びます)
介護保険 要支援2 受けられるサービスは?
利用できる介護サービスは、5種類あります
利用できるサービスの種類
訪問系(自宅で受けるサービス)
通所系(日帰りで受けるサービス)
お泊りのサービス
生活環境を整えるサービス
施設入所
それぞれの介護サービスの特徴があるので紹介していきます
<訪問系 自宅で受けられるサービス>
介護予防訪問入浴
自宅に浴槽を持参して入浴してくれます。2畳分の広さと訪問入浴車の駐車ペースがあれば可能です。
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総合事業のサービス ヘルパー
自宅で家事(掃除・洗濯・買い物・調理など)を行ってくれます。
訪問介護(ヘルパー)については、下記にまとめています。
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訪問介護とは(サービス内容、費用、利用までの流れ)【ケアマネが解説】
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介護予防訪問看護
療養上のお世話や健康状態の把握をしてもらっています。服薬カレンダーに振り分けてくれたり、服薬状況の把握をしてくれます。
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もちろん、主治医の指示で処置も行います。主治医との情報共有もしてくれたり、事業所によっては緊急時の対応を24時間してくれます。
介護予防リハビリテーション
自宅に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが訪問し、リハビリをしてくれます。
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介護予防居宅療養管理指導
通院が困難な方に医師や薬剤師・管理栄養士などが訪問し療養上の管理や指導を行います。
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<通所系 日帰りで受けられるサービス>
介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
食事や入浴、送迎があり日常生活上の支援や生活行為向上のための支援、リハビリテーションなどが利用できます。(食事や入浴がないところもあります)
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総合事業のサービス(デイサービス)
食事や入浴、送迎があり、日常生活上の支援や生活行為向上のための支援、リハビリテーションなどが利用できます。(食事や入浴がないところもあります)

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要支援 デイサービス 利用料金、利用回数について【ケアマネが解説】
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デイケアとデイサービスの違いはこちらで詳しくまとめています
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デイケアとデイサービスの違い【現役ケアマネが解説】どっちがいいの?
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<お泊りのサービス>
介護予防短期入所生活介護、介護予防短期入所療養介護
ショートステイは、1泊2日などお泊りサービスです。送迎や食事、入浴、介助が必要であれば支援してくれます。
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<施設入所>
グループホーム
要支援2以上で認知症の方を対象とした施設です。
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有料老人ホーム
生活全般の介護を受けることができます。費用は、高めですが入居しやすいのが特徴です
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<生活環境を整えるサービス>
介護予防福祉用具貸与
手すり、スロープ、歩行器、歩行補助杖などをレンタルとして利用できます(購入するよりレンタルの方が価格が安いです)
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*原則、車いす、ベッドのレンタルは要介護2以上です。要支援でも必要な方はケアマネに相談してみてください。
介護予防福祉用具販売
腰掛便座や入浴補助いすなど、介護保険を利用するので格安で購入ができます。
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住宅改修
介護保険を利用すれば、工事費は一人20万円が限度で、その1~3割が自己負担で利用できます。手すりの取り付け、段差解消があります。
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「要支援2」でサービスを受ける手順
要支援でサービスを利用する手順
サービスを受ける手順
①地域包括支援センターへ連絡する
②地域包括支援センターと契約
③担当者によるサービスの提案
④サービス担当者との話し合い
⑤介護予防プランの作成
⑥サービス提供事業所との契約
①包括支援センターに連絡する
要支援の方は、地域包括支援センターに連絡しましょう。
こちらで、最寄りの地域包括支援センターが調べることができます。
②地域包括支援センターと契約
地域包括支援センターと契約を行います(契約自体にお金はかかりません)
プランの作成は、地域包括の方か地域包括が委託したケアマネになります。
③担当者によるサービスの提案
担当になる人(包括の方か委託されたケアマネ)が、利用者の心身の状況を把握し本人、家族の希望を交えながらサービスを提案します。
事例
脳梗塞で退院した独居の方
足腰が弱らないように運動を希望
デイサービスでの入浴(自宅での入浴が困難)
ヘルパーさんによる家事の支援(一人暮らしで屈む掃除ができない)
玄関の段差に手すりが欲しい
上記の場合、サービスの提案として
・デイサービスで入浴し運動を行い、足腰が弱らないようにする。
・ご自身でできない家事は、ヘルパーに支援してもらう
・玄関の段差に手すりを設置してもらう
④サービス担当者との話し合い
先ほどの事例の場合は、デイサービスやヘルパーさんやレンタル業者との話し合いを行います。
ポイント
・デイサービスの利用時に急変があった場合の連絡先の確認や搬送手順の確認
・ヘルパーさんの利用曜日や時間、掃除カ所や掃除用具の確認、買い物の際の注意事項など
・レンタル用品の納品日時の確認
⑤介護予防ケアプランの作成
プランの作成は、包括の方か包括が委託したケアマネになります。
⑥サービス提供事業者との契約
サービス提供事業所との契約(契約自体にはお金はかかりません)
介護サービスを受ける事業所と契約をします。
先ほどの例でいうと
デイサービス、ヘルパー、レンタル事業所の3カ所と契約を行います。
ポイント
デイサービス、ヘルパー、レンタルなど事業所ごとで利用の支払い方法が異なる場合があります。
*生活保護の方は、デイサービスの食事費用以外の支払いはありません。
「要支援2」の方の事例を見て、サービスの回数・月にかかる金額は?
事例
・一人暮らし、脳梗塞で入院されて、退院後自宅での入浴が困難、リハビリも必要。
・重たい買い物や床の拭き掃除もうまくできない
・服薬を自分で飲めるように服薬カレンダーを使用して、服薬の仕分けや健康管理をしていきたい
・外出の際に、歩行が不安定なので歩行器を借りたい
要支援2
・デイサービス週2回(要支援2の方は週2回まで)
・ヘルパー週3回(要支援2の方は週3回まで)
・訪問看護週1回(30分)
・歩行器のレンタル
<料金>
週2回デイサービスの料金
送迎、入浴、運動、レクリエーション
月約4200円(運動機能向上加算含む・食費は含まない)
週3回ヘルパーさん 約30分(1回)
月約3600円
週1回訪問看護 約30分
月約2000円(1回30分約500円)
歩行器 月約300円
合計 月約10000円ですね
(処遇改善加算など含んでおり、大阪市で計算しています。あくまでもざっくり計算なのでご了承ください)
<注意>この料金は、介護負担割合証で1割の方で計算しています。2割の方は、月約2万円、3割負担の方は、月約3万円になります
*生活保護の方は、免除です。(デイの食費などはかかります)
要支援の方のデイサービスやヘルパーさんの利用料金は月額制になっています
訪問看護婦さんは1回あたりの料金になっています。
レンタルも基本は月額制です。
この記事のまとめ
「要支援2」で受けられるサービスとは
「要支援2」でサービスを受ける手順
「要支援2」の方の事例を見て、サービスの回数・月にかかる金額は?
要支援の方のデイサービスやヘルパーさんの利用料金は、月単の料金になっています。
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