

この記事では
要介護3で受けられるサービスは?
要介護3 サービス利用までの流れ
要介護3 事例をみて、サービスの回数・月にかかる費用は?
を書いていきます。
この記事を読めば「要介護3で受けられるサービス」や利用回数、費用が分かります。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
要介護3で利用できるサービスは?
要介護3で利用できるサービスは5種類あります
利用できるサービスの種類
訪問系(自宅で受けるサービス)
通所系(日帰りで受けるサービス)
お泊りサービス
生活環境を整えるサービス
施設入所
<訪問系 自宅で受けるサービス>
訪問介護
掃除や洗濯やオムツ交換や自宅での入浴の介助なども行ってくれます。
訪問介護(ヘルパー)については、下記にまとめています。
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訪問介護とは(サービス内容、費用、利用までの流れ)【ケアマネが解説】
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訪問看護
バイタルの測定、服薬の管理や指導、主治医との連携やオムツ交換や処置なども行ってくれます。
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介護保険 訪問看護の費用・単位数・内容【ケアマネがわかりやすく解説】
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訪問リハビリ
PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)が訪問して約40分リハビリをしてくれます。
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介護保険 訪問リハビリ【ケアマネが徹底解説】対象者・利用の流れ・料金
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訪問入浴
介護職2名と看護師1名で浴槽をベッドの横に置き入浴の介助を行ってくれます。
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訪問入浴のサービスとは【現役ケアマネが解説】料金や利用の流れがわかる
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居宅療養管理指導
医師、歯科医師、薬剤師などの訪問を行ってくれます。
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居宅療養管理指導と往診と訪問診療の違い【現役ケアマネが解説】
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<通所系 日帰りで受けるサービス>
通所介護(デイサービス)
送迎、入浴、リハビリ、排せつ介助、食事介助もしてくれます。
デイサービスを下記にまとめていますので、是非ご覧ください。
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デイサービスとは【元デイサービス相談員・現役ケアマネが解説します】
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通所リハビリ(デイケア)
送迎、入浴、リハビリ、排せつ介助、食事介助もしてくれます。*リハビリは専門職がしてくれます。
デイケアとデイサービスの違いはこちらで詳しくまとめています
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デイケアとデイサービスの違い【現役ケアマネが解説】どっちがいいの?
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認知症対応型通所介護
認知症の方が対象。送迎、入浴、リハビリ、排せつ介助、食事介助もしてくれます。
<お泊りのサービス>
短期入所生活介護(ショートステイ)
送迎、食事介助、入浴介助、排せつ介助、服薬介助などすべて行ってくれます。
短期入所療養介護(医療系ショートステイ)
送迎、食事介助、入浴介助、排せつ介助、服薬介助などすべて行ってくれます。
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ショートステイとは【ケアマネが解説】費用・利用条件・手続きを
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<生活環境を整えるサービス>
福祉用具貸与(レンタル)
手すり、スロープ、歩行器、車いす、車いす付属品、特殊寝台(ベッド)、特殊寝台付属、床ずれ防止用具、体位変換機、認知症老人徘徊探知機、移動用リフト
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施設への入居
特別養護老人ホーム
利用料が安く、終身まで対応してくれるので人気が高い施設です。
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介護老人保健施設
基本的には、「在宅復帰」を目標にしているので、在宅生活が可能と判断されれば退居しなければいけません
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有料老人ホーム
生活全般の介護を受けることができます。費用は、高めですが入居しやすいのが特徴です
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グループホーム
認知症の方のみ入居できる施設です
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要介護3 サービス利用までの流れ
要介護でサービスを利用する手順
介護サービスを利用する手順
①介護認定を受ける
②ケアマネと契約する
③サービス担当者会議を行う
④ケアプランの作成
⑤サービス事業所と契約する
⑥サービス利用
①介護認定を受ける
・ご本人が住んでいる市町村窓口
・地域包括支援センター
・居宅介護支援事業所
に申請の代行をしてもらうことができます。
介護申請については、こちらでまとめています
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②ケアマネと契約する
要介護認定が出れば、介護サービスを利用する前にケアマネと契約をします
③サービス担当者会議をおこなう
利用者・家族・サービス事業所、ケアマネとでスムーズに在宅生活ができるように検討します
④ケアプランの作成
ケアマネは、課題分析、担当者会議を経て、利用するサービスの計画を作成します
⑤サービス事業者と契約する
サービス事業所と本人が契約をします
契約の際に、支払い方法やキャンセル時の確認はしておきましょう
⑥サービスの利用
サービスの利用になります

要介護3 事例をみて、サービスの回数・月にかかる費用は?
要介護3 デイ・レンタル利用の場合
ポイント
・娘様と同居。中度の認知症があるが、会話はできるが時折、つじつまが合わないことがある。
・自宅での入浴が困難で、デイサービスで入浴をしてほしい。
・夜は、オムツをしてもらっており、日中は定期的に時間を見てトイレまで誘導する。
・自宅内では、介助歩行で移動できるが、外出など長距離の移動は車椅子である。
・床からの起き上がりはできないので、ベッドを借りている。
・1日型のデイサービス 週1回利用(送迎、入浴、食事、リハビリテーション、レクレーション6時から7時間)を利用しています。
・車椅子、ベッドのレンタルを利用しています。

事例1 1か月の費用
<料金>
1日型 週1回デイサービス
送迎、入浴、リハビリ、レクリエーション
月4回で約4000円(リハビリ、提供加算、処遇改善加算含む、食費は含んでいません)
車いす月600円
月1500円
合計約6500円ですね
(処遇改善加算なども含んでおり、大阪市で計算しています。あくまでも、ざっくりの計算なのでご了承ください)
注意ポイント
この料金は、介護負担割合証で1割の方で計算しています。2割負担の方は約13000円、3割負担の方は約20000円になります)
*生活保護の方は免除ですが、デイの食費はかかります)
要介護3 訪問看護・ヘルパー利用の場合
事例2 訪問看護・ヘルパー利用
・独居。認知症が中度あります。
・服薬の管理が全くできないので朝にヘルパーさんが入って、朝食の準備や摂取の促し、朝薬の促しを行っています。
・必要時には通院介助をしています。
・服薬の管理と促し、健康管理、清拭、着替えで訪問看護さんが週に1回(1時間未満)来てくれます。
・昼食と夕食は、宅配弁当を利用されています。
・週末に子供さんが来て洗濯などの支援をしてくれています。
・週1回訪問看護、週6回ヘルパー利用ですね

事例2 1か月の費用
<料金>
訪問看護月4回で約7200円
ヘルパーさん月24回で約5500円(30分未満生活)
合計約13000円ですね
(処遇改善加算なども含んでおり、大阪市で計算しています。あくまでも、ざっくりの計算なのでご了承ください)
注意ポイント
この料金は、介護負担割合証で1割の方で計算しています。2割負担の方は約26000円、3割負担の方は約39000円になります)
*生活保護の方は免除です
この記事のまとめ
要介護3 受けられるサービス
・訪問系のサービス
・通所系のサービス
・お泊りサービス
・生活環境を整えるサービス
・施設入居
要介護3 サービス利用までの流れ
・介護認定を受ける
・ケアマネと契約
・サービス担当者会議
・ケアプランの作成
・サービス事業所との契約
・サービス利用
要介護3 事例をみて、サービスの回数・月にかかる費用は?
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