申請・手続き 介護サービス

介護保険 区分変更のメリット・デメリットをケアマネが解説します!

母は、デイサービスに週2回行っている。要介護認定の更新で「要介護1」から変わらずに「要介護1」がきた。以前より、歳とって悪くなっているのに…再度、介護の見直しの手続きをしたい!

 

よく、家族さんからこのようにお話を聞きます。もちろん、介護度の見直しはできますよ

 

よかった!では、介護の見直しの手続きをお願いします!

 

その前に、今利用されている介護サービスを増やしたいと考えていますか?

 

特に考えていません。要介護1より要介護2とか要介護3の方が、いざという時にいいのかなと思ったので

 

お金にも関わることなので、区分変更する前に、メリット・デメリットを説明しますね!

 

えー!デメリットがあるの?

 

この記事では

・区分変更とは

・区分変更のメリット

・区分変更のデメリット

 

まずは、区分変更を説明しますね

 

 

 

区分変更とは

 

区分変更とは、認定調査を再度おこない、再度介護認定審査会で判定をしてもらうもので、本来は、認定の有効期間中に本人の状態などに変化があった際に行うものですが、認定結果を不服とする利用者にも用いられています。

 

区分変更のほとんどは、この2つのパターンですね

 

①介護認定を受けていたが、状態が変わったので「区分変更」をする

 

例A:要介護1の方が、転倒して足を骨折し入院した。

「退院後に、介護サービスを多く使いたい」ので区分変更する

 

 

②介護の有効期限で更新手続きをおこなったが以前より軽くなった

 

例B:要介護2の方が、更新手続きで要介護1になった。

 

「介護度が軽くなったので、サービスの利用を減らさないといけない。家族介護の負担が増える」

負担が増えるのは、困るので区分変更する

 

区分変更はできますが、次のメリット・デメリットを見てから考えても遅くないと思いますよ!

 

区分変更のメリット

 

区分変更のメリットは、介護度が重くなればなるほど区分支給限度額(介護保険の使える範囲)が増えます。

つまり、介護サービスを受ける回数や幅が増えると言うことです。

要介護状態区分 1か月あたり区分支給限度額(単位)
要支援1 5032
要支援2 10531
要介護1 16765
要介護2 19705
要介護3 27048
要介護4 30938
要介護5 36217

 

介護サービスの回数が増やせる

メリットの1つめです

先ほどの

例A:要介護1の方が、転倒して足を骨折し入院した。

 

「退院後に、介護サービスを多く使いたい」ので区分変更する

 

区分変更後に要介護1→要介護3になった場合 デイサービス利用回数のみで考える

区分変更前 要介護1

デイサービス(6時間から7時間)

月に限度額いっぱい利用すると

23回/月 デイサービスを利用できます

 

区分変更後 要介護3

デイサービス(6時間から7時間)

月に限度額いっぱい利用すると

28回/月 デイサービスを利用できます

デイサービスの回数が、要介護1の時より5回も増えた!

 

特別養護老人ホームの入居申請が可能

 

しかも、要介護3以上になれば、特別養護老人ホームの入居申請もできます (特例で認められれば要介護1、要介護2でも入居申請ができますが…正直望みは薄いと思います)

 

施設の入居申請を出せるのは、ありがたい

 

 

区分変更のデメリット

 

介護サービスによって利用料金が上がるものがあります

 

区分変更のデメリットですが、介護サービスによって利用料金が上がるものがあります

 

介護度が変わっても利用料が変わらない介護サービス 介護度が重たくなれば利用料金が増える介護サービス
レンタル 施設サービス(特養、老健、有料老人ホームなど)
ヘルパー 短期入所生活介護(療養介護)ショートステイ
訪問看護 デイサービス(通所介護)
訪問リハビリ デイケア(通所リハビリ)
訪問入浴
居宅療養管理指導

 

冒頭であった話で

「要介護1」で更新手続きをしたところ同じ「要介護1」だった、以前より歳とって悪くなっているので「区分変更したい」

特に今の介護サービスを増やそうとは思っていない場合

 

例:区分変更前 要介護1でデイサービスを週2回利用

デイサービスの1回の料金

1回約800円(6時間から7時間、リハビリ、入浴、処遇改善加算含む、食費は含まず)なら

1か月約8回なので

月約6400円ですね

年約76800円ですね

例:区分変更後 要介護2になりデイサービスを週2回利用

デイサービス1回の料金

1回約900円(6時間から7時間、リハビリ、入浴、処遇改善加算含む、食費は含まず)なら

1か月約8回なので

月約7200円

年約86400円ですね

 

介護保険負担割合証1割の方で計算しています。2割負担ならもちろん倍ですね。

(大阪市で計算していますので、あくまでもざっくり計算です。)

 

特に今の介護サービスを増やしたいと考えないのならそのままがいいですね。 区分変更する手間が増えて、利用料の負担も増えます。

 

それなら、デイサービスの回数を増やしたい訳ではないので、このままでいいです

 

 

まとめ

 

要介護認定の区分変更をおこなう際は

 

介護サービスによって料金が変わるものと変わらないものがある

介護度が重くなればなるほど、利用料金が上がるサービスがある

 

を理解したうえで区分変更するほうがいいと思いますよ。

 

介護度が重い方が、たしかにいざという時は介護サービスの幅は広がりますが、料金も違ってくるとは思わなかったです。

 

区分変更して認定結果までは時間がかかりますが、今とさほど状態の変化が無くて介護サービスを追加しようと考えていなければ、無理に区分変更する必要はないかもしれませんね。

 

 

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