
訪問介護で大変なのことを現役ヘルパーさんから教えてほしい!
そのような疑問にお答えします。
この記事では
訪問介護で大変だと思ったこと7つ
訪問介護が大変と思ったら
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、現役の在宅ケアマネです。
同じ事務所に訪問介護事業所があるので、訪問介護の内情には詳しいです。
今回は、訪問介護の方が大変だと思った内容を書いていきたいと思います。
事前に訪問介護の大変さを知っていると働く前に「心づもり」ができますからね。
訪問介護の仕事をしてみたい、訪問介護に興味のある方は、最後まで読んでみてください。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
訪問介護で大変だなあと思ったこと7つ
訪問介護で大変なこと7つを紹介します
①天候
②ごみ屋敷
③冷暖房がない
④ベッドがない
⑤介護拒否
⑥セクハラ
⑦前任者がやりすぎ
一つずつ説明しますね
訪問介護の大変なこと①天候
訪問介護で大変なことは、天候です。
理由は、どんなに大雨でも、雪、強風でも時間通りに行かなくてはいけないからです。
例えば
・台風が近づいても状況によっては、安否確認のために訪問
・訪問介護は、女性が多いので紫外線が大敵
・花粉症の方もくしゃみしながら訪問
サービス責任者も訪問に1日5~8件は訪問されていますね。
もちろん、近い場所ばかりではありません。夏は暑く、冬は寒いです。花粉症の方は、地獄です(´;ω;`)ウゥゥ
訪問介護は、天候、気候の影響を受けるので大変です。
訪問介護で大変なこと②ごみ屋敷がある
訪問介護で大変なことは、ごみ屋敷がある。
地域性があるので、正確ではないですが…30~50件のうち1件ぐらいはごみ屋敷がある。
どのような状態かというと
・悪臭
・害虫
・ごみ
訪問時には、スリッパの持参は必須。
訪問介護やケアマネが根気強くかかわることで、環境が改善される場合もあります。
一定数、ごみ屋敷があるので大変です。
訪問介護で大変なこと③冷暖房をつけない
訪問介護で大変なことは、冷暖房をつけない
理由は、利用者の金銭的なことより気温に鈍感なことです。
例えば、
・夏気温37度でも、扇風機に当たると寒いという
・夏でも、寒いと言って肌着を何枚も着ている
・受診では、クーラーの当たらない場所に座る
夏の暑い日に、自宅でお風呂介助を行ない汗だくになるそうですが、本人は寒いと言って冷房を入れない。
近年は、暖冬なのでましとのことですが、暖房がない真冬での掃除はつらかったと話されていました。
冷暖房がなかったり、あっても入れてくれないので大変です。
訪問介護で大変なこと④ベッドがない
訪問介護で大変なことはベッドがない。
寝たきりの利用者だが、金銭的な理由でベッドをレンタルしていない
ベッドが無い状態だと
・オムツ交換など介護者の腰痛の原因になる
・起きてもらう時に、かなりの介助を要する
・起きた後に寝かせるのも、かなりの介助を要する
ベッド上での介助は慣れていますが、床での介助はかなり力も必要です。
ベッドが無い状態で寝たきりの方を介助をするのは大変です。
訪問介護で大変なこと⑤介護拒否がある
訪問介護で大変なことは、介護拒否がある
認知症や精神疾患などで、介助に強い拒否があり対応が難しい場合があります。
例えば
・明らかに失禁しているのに、着替えをさせてくれない
・必要な服薬を強く拒否する
・通院やデイサービスなど外出援助を嫌がる
拒否する利用者に、時間を空けたり、声掛けの工夫をしたり、対応する人を変えたり、手を変え品を変えなんとか行っている
介護を強く拒否する方は大変です
訪問介護で大変なこと⑥セクハラ
訪問介護で大変なことは、利用者からのセクハラです
男性の利用者が、女性のヘルパーさんに性的なイメージにつながる言葉を使うことがある
例えば
・ボディタッチをしようとする
・じろじろ見る
・一緒に食事を誘う
利用者から「セクハラ」を受けたり、受けそうな気配がすれば、迷わず上司に相談してください。
たまにセクハラをしようとする利用者がいるので大変です。
訪問介護で大変なこと⑦前任者がやりすぎ
訪問介護で大変なことは、前任者がやり過ぎていることです
訪問介護は、介護保険でできる範囲が決まっており、訪問介護計画書に沿ってサービスをおこないます。
中には、良かれと思い過剰に支援をする人がいます。
例えば
・サービス時間を過ぎているのに、サービスをおこなう
・大掃除の内容をおこなう
・サービス利用日以外に様子を見に行く
介護保険でできないことを良かれと思いしてしまっている。
後任の訪問介護員が行くと「前任者はしてくれたのに、この人はしてくれない」と言われる。
前任者が良かれと思って、介護保険外のことをやり過ぎていると後任者は大変です
訪問介護で「できること」「できないこと」の内容については、こちらをご覧ください
訪問介護「できること」「できないこと」って何?ケアマネが徹底解説!
訪問介護 大変と思ったら
訪問介護で大変なことや辛いことは、相談することが大切ですね
訪問介護で大変なことは相談する
訪問介護で大変なことは相談する
訪問介護で大変なことや辛いことは、サービス責任者へ相談しましょう。
サービス責任者は、たくさんの訪問介護の経験をもっている方が多く、訪問介護員の指導も数多く行っています。
かなり頼りになる存在と言えます。
しかし
まれに「イケてないサービス責任者」がいるので注意してください
例えば
利用者からの意地悪や暴言、セクハラに対して困って相談しているのに
・利用者が最優先
・我慢して当たり前
・みんな我慢して仕事している
・経験もないのに、愚痴ばかり言うな
・何も改善しようとしない
まれに、このようなことを言う残念な上司がいます。きっとその上司も同じような指導を受けたのかもしれません。
あなたのことを「守ろうと思わない」「問題を解決しようとしない」そんな上司のいる事業所は離れましょう!
何かあった時に、あなたのことを「絶対、守ってくれませんよ!」
思い切って転職する
訪問介護の大変なことを相談しても、上司が問題を解決しようとしない場合は、思い切って転職しましょう。
転職してもどこも同じだと考えている人がいると思いますが、そんなことはありません。
私の利用者がお世話になっている訪問介護事業所のサービス責任者たちは、超優秀です。
転職エージェントなら離職率の高い事業所は、避けて紹介してくれます
思い切って、転職しましょう。
転職を成功させたい方は、こちらで詳しく書いていますのでご覧ください
おすすめの転職エージェントは、下記になります。
かいご畑
・「介護職員初任者研修」を無料で取得できる。
・資格を取れば、収入のUPに繋がる。
・資格無し未経験の求人も多い。
マイナビ
・職場の雰囲気を先に教えてもらえる
・離職率の高い求人は、除外してくれる
・好条件の正社員求人も多数
カイゴジョブ
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まとめ:訪問介護で大変なら無理をしない
訪問介護の大変なことを書いていきました。
訪問介護は、利用者と1対1で向き合う仕事で、それがいいと思う人、苦手と思う人がいます。
自分に合わないなら、私は転職をお勧めします。
理由は、
以前の私が我慢して働き続け、入院して辞めることになったからです。
どんな仕事でもイヤイヤ働いても、誰も幸せにはなりません。
あなたが幸せな気持ちで働ける職場は、絶対にあります。勇気を出して一歩前に進みましょう!
今回は、以上です。