
結論から言うと
「リハビリをガンガンしたい人は、リハビリ特化したデイケア」
「ある程度のリハビリを望むならデイサービスでもデイケアでも本人が合うところでOK!」です。

デイケアとデイサービスの料金・手続き・サービス内容など「ケアマネ」が説明します。

この記事では
デイケアとデイサービスの違い
デイケアは大きく2種類⁉
デイサービスか?デイケアか?アドバイスするなら
を書いていきます。
この記事を読めば「デイケアとデイサービスの違い」が分かります
目次(クリックするとその項目に飛びます)
デイケアとデイサービスの違い

デイケアとデイサービス 料金の違い

介護度別で見てみましょう!
要支援1・2の方 利用料金
要支援者の利用料金は、月額制です
対象者 | デイサービス(総合事業) | デイケア(通所リハビリテーション) |
要支援1 週1回利用 | 約1800円 | 約2108円 |
要支援2 週2回利用 | 約3700円 | 約4108円 |


要支援1の方は、週1回
要支援2の方は、週2回となっています。
注意ポイント
*要支援の方は、月額制です。
*運動機能向上(約245円)は、どの事業所も加算をつけているので、上の表の料金に含めています。
*上記の表には、昼食代金は含まれていません(デイサービス、デイケアによっては昼食がある事業所もあります)
*栄養改善・口腔機能向上・処遇改善加算などは、含んでいませんので契約時に確認しましょう。
*介護保険負担割合の1割の方で、計算しています
*生活保護の方は、昼食代などの介護保険外の費用はかかります。
*大阪市で計算しています。
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要介護1~5の方の利用料金(1日型・定員30名以下・6時間~7時間)の場合
要介護者の利用料金は、利用回数ごとになります
介護度 | デイサービス | デイケア(通所リハビリテーション) |
要介護1 | 約613円/回 | 約728円/回 |
要介護2 | 約724円/回 | 約871円/回 |
要介護3 | 約836円/回 | 約1010円/回 |
要介護4 | 約947円/回 | 約1176円/回 |
要介護5 | 約1059円/回 | 約1339円/回 |

注意ポイント
*上記の利用表には、昼食代金は含まれていません
*栄養改善・口腔機能向上・処遇改善加算・リハビリマネジメント加算、個別機能訓練加算、入浴加算、提供加算などは、含んでいませんので契約時に確認しましょう。
*介護保険負担割合の1割の方で、計算しています
*生活保護の方は、昼食代などの介護保険外の費用はかかります。
*大阪市で計算しています。
デイケアの料金は、こちらで詳しくまとめています
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デイケアの料金は? ざっくり介護度別で現役ケアマネが説明します!
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デイサービスの料金は、こちらで詳しくまとめています
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デイケアとデイサービス 利用目的の違い
利用目的
デイサービスの目的…介護者の負担軽減が主な目的
デイケアの目的…医師の指示でリハビリが行われるので、リハビリが主な目的
以前は「デイケアの方がリハビリはいい」と言う風潮でしたが、最近ではデイサービスでもリハビリ(機能訓練)は十分な内容になってきています!
理由として、最近のデイサービスでは、理学療法士、作業療法士がリハビリ(機能訓練)をしており内容も個別に計画され実施・評価されています。
つまり、今の歩行状態や筋力を維持すればいいぐらいなら、デイサービスでのリハビリ(機能訓練)で十分です

要支援でも要介護でも集団の体操・個別の体操を含めると約30~45分運動していますね
デイケアとデイサービス 利用時間の違い

デイサービス・デイケア(通所リハビリテーション) | |
半日型 | 例 9:00~12:30 |
1日型 | 例 9:00~15:30 |
デイサービスの1日の流れです。デイケアもほぼ同じです。
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デイサービス 1日の流れ【ケアマネが解説】
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デイケアとデイサービス 利用手続きの違い
手続きの違い
デイケアを利用するときには、主治医の意見書が必要です!
デイケアの事業所が、主治医に書いてもらう特定の様式を持っていますので、主治医にデイケアを利用したい旨を伝えて書いてもらいましょう!
*デイサービスでは、意見書は必要ないです
デイケアの手続きの流れを下記にまとめています
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デイケア 利用条件・利用までの流れ(ケアマネが解説します!)
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デイサービスの利用の手続きは、こちらでまとめています
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デイサービス 利用条件、利用までの流れ(ケアマネが解説します)
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デイケアとデイサービス サービス内容の違い
デイサービスとデイケアのサービス内容は、事業所ごとに違ってきます。
デイサービス・デイケア(通所リハビリテーション) | |
半日型のサービス内容 | リハビリ(機能訓練)・バイタル測定・(送迎) |
1日型のサービス内容 | リハビリ(機能訓練)・レクリエーション・バイタル測定・食事・入浴・おやつ・送迎 |
*整形外科などがおこなっているデイケアでは、送迎をしていない場合がありますので、確認しましょう!
デイケアの基本的なサービス内容は、こちらでまとめています
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デイケア(通所リハビリテーション)のサービス内容とは?ケアマネが解説します!
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デイケアは大きく2種類⁉
2種類のデイケアとは


介護老人保健施設が行っているデイケアのサービス内容は、理学療法士、作業療法士を配置しているデイサービスとなんら変わりない状態(デイサービスのリハビリの質が上がってきている)になっています。
しかし
病院・診療所が行っている半日のデイケア(サービス内容はリハビリのみ)の方が、よりリハビリに特化しています。
理由は、病院・診療所の理学療法士、作業療法士は介護保険利用者だけでなく医療保険での患者も対応しており
リハビリをする対象者も範囲が広く、リハビリ器具など環境も充実しているところが多い
実際、私の職場の地域では、デイケアの事業所は5つあります。
その中の一つである整形外科のデイケア(半日型)は、よりリハビリに特化しています。

デイサービスか?デイケアか?アドバイスするなら
「リハビリをガンガンしたい人は、リハビリ特化したデイケア」
「ある程度のリハビリを望むならデイサービスでもデイケアでも本人が合うところでOK!」ですね。

実例を紹介していきますね
「社会復帰」した事例
40代で脳梗塞
入院中に介護保険申請し要介護2
退院後、リハビリ希望
目標は、元の会社で働きたい!
この方は、リハビリ特化したデイケア(病院が運営)を利用してもらいました
サービス内容は、半日で送迎とリハビリのみです。週3回利用されていました。
1年後、元の会社で働けるようになり、卒業しました。
「今の状態を維持したい」事例
80代大腿骨骨折し入院
入院中のリハビリでおおむね回復
入浴が困難で入浴希望、今の身体の状態を維持したい
この方は、理学療法士、作業療法士がいて、入浴をしているデイサービスを紹介しています
*今後、ショートステイや施設入居を視野に入れるなら、特別養護老人ホームなどと併設しているデイサービスを紹介しますね。
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この記事のまとめ
デイケアとデイサービスの違い
デイケアは大きく2種類⁉
デイサービスか?デイケアか?アドバイスするなら


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