
そのような疑問にお答えします
この記事では
デイケアとデイサービスの違い
デイケアは大きく2種類⁉
デイサービスか?デイケアか?アドバイスするなら
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、無資格・無経験でデイサービスに勤めました
デイサービスから特養の介護職・在宅のケアマネへと転職も経験しています
今回は、利用者や家族からよく質問される「デイケアとデイサービスの違い」につい説明します
デイケアを利用したほうがいいのか?デイサービスを利用したほうがいいのか?悩みますよね
同じ日帰りの介護サービスでもデイケアとデイサービスの利用目的や内容が違いますので、分かりやすく説明していきます
目次(クリックするとその項目に飛びます)
デイケアとデイサービスの違い
「デイケア」と「デイサービス」の5つの違い
料金
利用目的
利用時間
利用手続き
サービス内容
それぞれ説明していきますね
デイケアとデイサービス 料金の違い
デイケアとデイサービスの利用金の違いを説明します
介護度別で見てみましょう!
要支援1・2の方 利用料金
要支援1・2の場合 デイケアとデイサービス料金は以下のようになります
要支援者の利用料金は、月額制です(令和3年度)
対象者 | デイサービス(総合事業) | デイケア(通所リハビリテーション) |
要支援1 週1回利用 | 約1696円 | 約2189円 |
要支援2 週2回利用 | 約3476円 | 約4263円 |

要支援の方の利用料は、月額制です!また、利用回数の上限も決められています。
・要支援1の方は、週1回
・要支援2の方は、週2回
となっています
注意ポイント
*要支援の方は、月額制です。
*運動機能向上(約245円)は、どの事業所も加算をつけているので、上の表の料金に含めています。
*上記の表には、昼食代金は含まれていません(デイサービス、デイケアによっては昼食がある事業所もあります)
*栄養改善・口腔機能向上・処遇改善加算などは、含んでいませんので契約時に確認しましょう。
*介護保険負担割合の1割の方で、計算しています
*生活保護の方は、昼食代などの介護保険外の費用はかかります。
*大阪市で計算しています。
あわせて読みたい
要介護1~5の方 利用料金
要介護1~5の方の利用料金(1日型・定員30名以下・6時間~7時間)の場合
要介護者の利用料金は、利用回数ごとになります(令和3年度)
介護度 | デイサービス | デイケア(通所リハビリテーション) |
要介護1 | 約632円/回 | 約757円/回 |
要介護2 | 約745円/回 | 約900円/回 |
要介護3 | 約864円/回 | 約1039円/回 |
要介護4 | 約984円/回 | 約1204円/回 |
要介護5 | 約1102円/回 | 約1366円/回 |

注意ポイント
*上記の利用表には、昼食代金は含まれていません
*栄養改善・口腔機能向上・処遇改善加算・リハビリマネジメント加算、個別機能訓練加算、入浴加算、提供加算などは、含んでいませんので契約時に確認しましょう。
*介護保険負担割合の1割の方で、計算しています
*生活保護の方は、昼食代などの介護保険外の費用はかかります。
*大阪市で計算しています。
デイケアの料金は、こちらで詳しくまとめています
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デイサービスの料金は、こちらで詳しくまとめています
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デイケアとデイサービス 利用目的の違い
デイケアとデイサービスの利用目的の違いを説明します
利用目的
デイサービスの目的…介護者の負担軽減が主な目的
デイケアの目的…医師の指示でリハビリが行われるので、リハビリが主な目的
以前は「デイケアの方がリハビリはいい」と言う風潮でしたが、最近ではデイサービスでもリハビリ(機能訓練)は十分な内容になってきています!
理由として、最近のデイサービスでは、理学療法士、作業療法士がリハビリ(機能訓練)をしており内容も個別に計画され実施・評価されています。
つまり、今の歩行状態や筋力を維持すればいいぐらいなら、デイサービスでのリハビリ(機能訓練)で十分です

要支援でも要介護でも集団の体操・個別の体操を含めると約30~45分運動していますね
デイケアとデイサービス 利用時間の違い
デイケアとデイサービスの利用時間の違いを説明します
デイケアとデイサービスの利用時間に関しては、大きく分けて半日型と1日型があります。
デイサービス・デイケア(通所リハビリテーション) | |
半日型 | 例 9:00~12:30 |
1日型 | 例 9:00~15:30 |
デイケアもデイサービスも半日型もあれば1日型もあり、事業所によって異なります
デイサービスの1日の流れを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。デイケアの1日の流れもほぼ同じです。
デイケアとデイサービス 利用手続きの違い
デイケアとデイサービスの利用手続きの違いを説明します
手続きの大きな違いは
デイケアを利用するときには、主治医の承諾が必要です!
デイケアの事業所が、主治医に書いてもらう特定の様式を持っていますので、主治医にデイケアを利用したい旨を伝えて書いてもらいましょう!
*デイサービスは、特に主治医の承諾は必要ありません
デイケアを利用する前に必ず主治医の承諾を得て、デイケアの書類を書いてもらいましょう
デイケアの手続きを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
デイケア 利用条件・利用までの流れ(ケアマネが解説します!)
デイケアとデイサービス サービス内容の違い
デイサービスとデイケアのサービス内容は、事業所ごとに違ってきます
デイサービス・デイケア(通所リハビリテーション) | |
半日型のサービス内容 | リハビリ(機能訓練)・バイタル測定・(送迎) |
1日型のサービス内容 | リハビリ(機能訓練)・レクリエーション・バイタル測定・食事・入浴・おやつ・送迎 |
デイケア、デイサービスのサービス内容は、利用者の滞在時間、入浴設備によって変わってきます
最近では、入浴設備がないデイサービスも増加傾向にあります
*整形外科などがおこなっているデイケアでは、送迎をしていない場合がありますので、確認しましょう!
デイケアは大きく2種類⁉
2種類のデイケアとは


介護老人保健施設が行っているデイケアのサービス内容は、理学療法士、作業療法士を配置しているデイサービスとなんら変わりない状態(デイサービスのリハビリの質が上がってきている)になっています。
しかし
病院・診療所が行っている半日のデイケア(サービス内容はリハビリのみ)の方が、よりリハビリに特化しています。
理由は、病院・診療所の理学療法士、作業療法士は介護保険利用者だけでなく医療保険での患者も対応しており
リハビリをする対象者も範囲が広く、リハビリ器具など環境も充実しているところが多い
実際、私の職場の地域では、デイケアの事業所は5つあります。
その中の一つである整形外科のデイケア(半日型)は、よりリハビリに特化しています。

よりリハビリをしたい方は、介護老人保健施設のデイケアより「病院、診療所が運営しているデイケアを利用」しましょう!
デイサービスか?デイケアか?アドバイスするなら
「ある程度のリハビリを望むならデイサービスでもデイケアでも本人が合うところでOK!」ですね。

実例を紹介していきますね
「社会復帰」した事例
リハビリを頑張っておこない「社会復帰」した事例です
事例
40代で脳梗塞
入院中に介護保険申請し要介護2
退院後、リハビリ希望
目標は、元の会社で働きたい!
この方は、リハビリ特化したデイケア(病院が運営)を利用してもらいました
サービス内容は、半日で送迎とリハビリのみです。週3回利用されていました。
1年後、元の会社で働けるようになり、卒業しました。
「今の状態を維持したい」事例
悪くならないように今の状態を維持したい場合
事例
80代大腿骨骨折し入院
入院中のリハビリでおおむね回復
入浴が困難で入浴希望、今の身体の状態を維持したい
この方は、理学療法士、作業療法士がいて、入浴をしているデイサービスを紹介しています
*今後、ショートステイや施設入居を視野に入れるなら、特別養護老人ホームなどと併設しているデイサービスを紹介しますね。
ショートステイについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
ショートステイとは【ケアマネが解説】費用・利用条件・手続きを
この記事のまとめ
デイケアとデイサービスの違い
デイケアは大きく2種類⁉
デイサービスか?デイケアか?アドバイスするなら


今回は、以上になります
デイサービスについては、こちらで詳しくまとめています
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