
そのような疑問にお答えします
本記事の内容
デイサービスの費用はどのように決まるの?
デイサービスの費用 要支援・要介護
デイサービス費用の支払い方法
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、無資格・無経験でデイサービスに勤めました
デイサービスから特養の介護職・在宅のケアマネへと転職も経験しています
今回は、デイサービスの費用について解説していきます
デイサービスを利用するのは、認知症の予防にもなるし、筋力の維持や介護負担の軽減にもなるので利用してもらいたいけど、費用が気になりますよね
私は、在宅のケアマネをしているので利用者やご家族にデイサービスの費用を聞かれるのでよく説明しています。
デイサービスの費用を知りたい方、要支援・要介護で費用がどう違うのか?知りたい方は、最後まで読んでみてください。
目次(クリックするとその項目に飛びます)
デイサービスの費用はどのように決まるの?
まず、デイサービスの説明を行います
デイサービスとは
デイサービスとは、日帰りで通い、食事や入浴、レクリエーション、リハビリなどが受けられる介護サービスです
デイサービスを利用するには、介護保険の認定が必要になり、ケアプランに位置付けなければなりません。
デイサービスを利用するなら、まずケアマネに相談しましょう。
デイサービスの利用までの流れを詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください
デイサービスを利用するにはどうすればいいの?【在宅ケアマネが解説】
デイサービスの費用を決める要素を説明していきます
デイサービスの費用を決める4つの要素
介護度
デイサービスの規模と利用時間
地域
介護保険負担割合証
それぞれ説明します
デイサービスの費用は介護度で決まる
デイサービスの費用は介護度で決まります
デイサービスの費用は、介護度が重くなればなるほど費用が上がります
理由は、介護度が重ければ介護量(介護の手間)が増えるからです
例えば
「要介護1」の利用料金よりも「要介護2」の利用料金のほうが高くなります
介護度を見直す際、介護度が重くなればデイサービスの費用が高くなると覚えておきましょう。
*ちなみに介護の場合、1段階重くなれば利用料金は約100~150円UP(1割負担の場合)と私は説明しています
デイサービス費用は規模と利用時間で決まる
デイサービスの費用は「規模」と「利用時間」で決まります
デイサービスには「規模」があり、利用者数によって費用が決まります
例えば
・1日の利用者が1~10名ほどなら「小規模デイサービス」
・1日の利用者が15~25名ほどなら「通常規模デイサービス」
・1日の利用者が20~30名ほどなら「大規模デイサービス」
・1日の利用者が18名以下なら「地域密着型通所介護」
デイサービスは、1日の利用者数で費用が異なります
デイサービスには利用時間で費用が決まります
利用時間が長くなればなるほど、デイサービスの費用が高くなります
デイサービスの費用は地域で決まる
デイサービスの費用は地域で決まります
介護保険サービスでは「1単位=10円」が基本になっています。
しかし、地域によって、職員の賃金が異なるため、単価は8つの地域区分に分けられています。
例えば
東京特別区のデイサービスの 1単位は10.9円です。
大阪市のデイサービスの 1単位は10・72円です。
京都市のデイサービスの 1単位は10・45円です
このように地域によって費用が異なってきます
デイサービスの費用は介護保険負担割合証で決まる
デイサービスの費用は介護保険負担割合証で決まります
介護保険負担割合証は、デイサービス費用に一番影響力があります
介護保険を利用した時の自己負担割合は、本人の所得の金額などに応じて1割、2割、3割と違ってきます。
介護認定が出た方には、介護保険負担割合証が郵送で送られてきます
費用が1割~3割とでは、支払額がかなり違ってきますね
デイサービスの費用 要支援・要介護
デイサービスの費用を要支援・要介護でどう違うのか?
それぞれ紹介していきます
デイサービスの費用 要支援の場合
要支援者のデイサービスの費用を紹介します
要支援者のデイサービス基本料金は月額制です
対象者 | デイサービス利用回数 | 利用料金(月額) |
要支援1 | 週1回 | 約1800円 |
要支援2 | 週1回 | 約1800円 |
週2回 | 約3700円 |
*要支援1の方は、デイサービスは週1回だけです。月額制です。
*要支援2の方は、デイサービスを週に1回の利用にするか、週に2回の利用にするか選択できます。
どちらにするのかは、ケアプランを作る方と相談をしましょう。
*上記の利用料金表は、昼食代金は含まれていません。(デイサービスによって昼食がある事業所もあります)
*介護負担割合証の1割の方で、計算しています。(介護負担割合が2割の人は2倍、3割は、3倍の利用料がかかります)
*口腔加算・運動機能向上加算・提供体制加算・処遇改善加算などは、含んでいませんので契約時に確認しましょう。
*生活保護の方は、昼食代などの費用はかかります。
*上記は大阪市で計算しています(1単位10.72円)
要支援者のデイサービスサービス内容・利用の注意点について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください
デイサービスの費用 要介護の場合
要介護者のデイサービスの費用を紹介します
要支援のデイサービスの費用は月額制ですが、要介護のデイサービスの費用は、利用するごとに費用がかかります
半日型と1日型のデイサービス費用をみましょう
半日型のデイサービス(リハビリ型デイサービス3時間~4時間、定員18以下)の料金
介護度 | 料金 |
要介護1 | 約436円 |
要介護2 | 約500円 |
要介護3 | 約564円 |
要介護4 | 約628円 |
要介護5 | 約693円 |
1日型のデイサービス(6時間~7時間、定員30名以下)の料金
介護度 | 料金 |
要介護1 | 約613円 |
要介護2 | 約724円 |
要介護3 | 約836円 |
要介護4 | 約947円 |
要介護5 | 約1059円 |
要介護のデイサービス費用は、介護度が重たくなれば費用も高くなります
*上記の利用料金表は、昼食代金は含まれていません。
*介護負担割合証の1割の方で、計算しています。(介護負担割合が2割の人は2倍、3割は、3倍の利用料がかかります)
*口腔機能向上加算(約150円/1回)・入浴加算(約40~60円/回)・個別機能訓練加算・提供体制加算・処遇改善加算などは、含んでいませんので契約時に確認しましょう。
*生活保護の方は、昼食代などの費用はかかります
*上記は、大阪市で計算しています
その他に係る デイサービスの費用
その他に係るデイサービスの費用を紹介します
その他に係るデイサービスの費用は、介護保険ではありません。
・昼食代…約500~700円(毎回)
・おやつ代…約50~100円(毎回)
・紙パンツ、オムツ、パッド代…30~200円(持参がない場合使用することがありますね)
など
昼食代は、デイサービス事業所によって異なります。
私の地区のデイサービスで係る昼食代金は、500~700円です。
紙パンツなどの費用もデイサービス事業所ごとで費用が変わりますので確認しておきましょう。
デイサービス費用の支払い方法
支払い方法は、デイサービス事業所によって違います

デイサービスの費用は、いつ支払うのか?


例えば、5月デイサービスを利用すれば
5月の利用料金は、6月の10日以降ですね
ただし、介護度を見直す区分変更をしている場合は、介護の結果が出ないと請求ができません
例えば
5月に区分変更していて「まだ介護の結果が来ていない」がデイサービスは利用している
6月に介護の結果が来た場合は
5月、6月のデイサービス利用料金は、7月に請求されます。
まとめ
デイサービスの費用は、デイサービスの規模や利用時間、介護度で変わってきます。


今回は、以上になります